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浦野 創
no journal, ,
JT-60UにおけるHモードプラズマへのアルゴン入射効果を調べた。従来のHモードでは密度の増加とともに閉じ込め性能は低下するが、アルゴン入射によって閉じ込め劣化を回避することができる。特に高密度領域ではアルゴン入射によって周辺及びコア部の温度が上昇し、電子密度分布は中心ピーク型となる。アルゴン入射時にはELM周波数が大きく低減するが、これは主プラズマ領域での放射損失の増大によりセパラトリクスを通過するパワーが減少するためである。アルゴン入射による周辺プラズマ圧力自体の増加は小さいことが分かった。
相羽 信行; Saarelma, S.*; 浦野 創; Beurskens, M.*
no journal, ,
欧州JET装置において、炭素タイルを張った壁での従来の実験においてはELM安定性解析の結果が実験結果とよく合っていたにもかかわらず、金属壁に置き換えた後には安定性解析結果が示すよりも低いペデスタル圧力でELMが発生してしまう原因を解析した。従来のJETにおけるELM解析は、ELITEという米国・欧州で開発されたコードを用いて、トロイダルモード数nが30までのMHD安定性解析を行っていたが、今回の解析ではMARG2Dという発表者らが開発したコードを用いてnが100までの解析を行った。その結果、金属壁に囲まれた高密度のJET装置の実験では、nが50程度のMHDモードが最も不安定になりやすいことを明らかにした。また、従来このような高いnを持つMHDモードはイオン反磁性ドリフト効果によって安定化されやすいとされていたが、同効果とともに電子ドリフト波およびプラズマ音波の影響を併せて考慮して安定性を改めて評価した結果、金属壁を持つJET装置ではnが30から50程度で安定化されにくくなることがわかり、nが50程度のMHDモードは重要な役割を果たしうることを示した。